まず病院に行くことに
前回 薄毛との出会いについて書いていきましたが、
今回は発覚したのちに、どのような行動をとったかを書いていきたいと思います。
これが、例えば父親がハゲている、
とか親戚で集まるとハゲばかり、
とか、将来自分も気にしないといけない家庭環境でわたしが育っていたなら、
素直に受け止めることができたかもしれません。。
ただ、何度も申し上げていますが、
全く遺伝要素もなく、またこれまで髪の心配をしたことがなかったわたしは、
おそらく素直に受け止めることができなかったのだと思います。
まず行動したことが、「これは病気だ」と思い、まず総合病院へ行きました。
(まあ結果的にAGAだとしても病気ではあるのですが・・・)
通常だと、そんなことで総合病院に受診にいっても、
診察してもらえないのが普通かと思いますが、
わたしの父が勤めている総合病院の先生に相談してもらい、一度血液検査などで調べてみる。ということになったわけです。
その当時はAGAという病気もあまり世間的に認知されていなかったこともあるかと思いますが、
先生曰く、甲状腺にはホルモンをつかさどる役割があるらしく、そこが正常に機能していないと、髪が抜けていくことがあるそうです。
その日には血液検査の結果がでないため、採血のみをおこない、後日診察に行きました。
結果は甲状腺の機能には異常は見当たらないとのこと。
そして頭皮を見てもらうと、赤みを帯びている状態で、また少し強めに髪を引っ張るとどこの髪でも抜けていくようでした。
いわゆる薄毛のイメージですと、M字や頭頂部の部分を中心に抜けていくのだと思いますが、
その当時は、後ろの髪だろうが、側頭部の部分だろうが、同じように抜けていきました。
そして、ついた病名が、「びまん性脱毛症」でした。
なんだそれ、と思いましたが、
何らかの原因で髪が全体的に薄くなっていくことを指すようです。
ただわたしが知りたかったのは、
その何かの原因は何なのか、
そしてそれはどうしたら治るのかということでしたが、
回答は原因不明、というか原因がありすぎて突き止めることができないということだそうです。
いわゆる、一人暮らしによる栄養バランスの乱れや、ストレスによるホルモンバランスの乱れなど、どんな病気の原因にでも当てはまるようなものしか教えてもらえませんでした。
そして改善するべく処方された薬ですが、飲み薬のステロイド。。
ステロイドというと、万能薬ですがとても副作用が強い、というイメージがあるかと思います。
ただ使い方さえ間違えなければ短期間で結果が出せるという代物。
とりあえず先生の言う通り、一か月少量のステロイドを試してみることにしました。
また塗り薬として処方されたのが、緑色のフロジンという血行促進の育毛剤のようなものでした。
疑いの気持ちを抱きながらも、一か月試してみましたが、効果がでるどころか、わたしにはフロジンの成分が合わないのか、日中髪がかゆくなる始末。。
また、いろいろとネットを通じて調べていくとステロイドという薬の恐さを知り、父親に申し訳なかったのですが、その後、その総合病院へ行くことはありませんでした。
一大決心をして病院にいったものの、ものの一か月の短期間で治療生活が打ち砕かれたというのが今回のお話でした。