20代で薄毛になった営業マンが復活した治療日記

薄毛に気づいてから現在までの過程を日記形式にて公開

成人式と薄毛

もう10年以上昔の話なのですが、20歳のころ、成人式についてです。

 

大学2年生だったかと思いますが、

わたしは当時すでに薄毛を発症し始めていました。

しかもこの時は母親にいわれて気づく程度だったので、そこまで気にしていなかったため、非常にショックを受けていたころです。

 

その頃に治療を始めていれば。。と今となっては悔やまれますが。

 

わたしは地元を離れ、県外の大学に進学していたため、

昔の仲間と会うのは少し久しぶりです。

 

そんな時に襲うのは薄毛と思われる恐怖です。

 

大学で新しく出会った仲間ならフサフサだった中高時代を知らないわけですから、

まだマシですが、昔の仲間はそうはいきません。

しっかり薄いことが伝わってしまい、なおかつ馬鹿にされるに違いありません!

 

行かないでおこうとも思いましたが、まだ他人には気づかれない程度の進行具合であったこと、また一生に一度の成人式をそんな形で終わらせたくないという気持ちから、

スーツを新調し、準備をと整えていました。(父親が買ってくれました)

 

昔は成人式では袴を絶対着ようと決めていたのですが、

髪に不安がありますので、決して目立ってはいけないと思いました。

袴に目が行ったあとに、髪に目が行くことを恐れました。

祖母が呉服屋で働いており、着付けもばっちりできたため、残念がっていました。

 

そして当日、中学時代の仲が良かったメンバー5人ほどで一緒に行くことになりましたが、とにもかくにも髪型です。

当時は、色も明るく染め、自毛のヤン毛プラス、エクステンションで襟足を長くしており、前髪がめくれ上がる心配さえなければ、そこそこイケているはずです(笑)

(地元が田舎のためそういう文化です)

 

わたしが行った準備は、スプレーで髪を固めることと、前髪がめくれ上がった時に生え際が気になるため、生え際を眉毛を書く鉛筆でしっかり書くことでした。

 

こんな小細工は初めてですが、念には念をということです。

事前に100均でゲットしておきました。

 

5人でそろって車で出発したときも、昔話に花が咲き、髪なんて見られている様子もありませんでした。

 

そして、会場についたころ、またしても災難が起こります。

天気予報を見てはいましたが、会場のまわりが田んぼなこともあり、風が強いのです。。

 

生え際対策をしておいてよかったと本当に思いました。

よくよく近くでみないとわからないと思うので、一瞬髪がめくれ上がった程度では気づかないはずです。

 

会場につくと、本当に懐かしいメンバーで一気に楽しさがわいてきましたが、

髪型のことも忘れず、なるべく風が当たらないよう早く中に入るようみんなを誘導しました。

 

とても楽しい成人式でしたが、一度昔の仲間から、

「お前、サーファーみたいな頭しとんな」

という髪についての本日唯一のコメントがありました。

 

それは薄毛に気づいたのでしょうか。。

ただの色と長さのことでしょうか。

それともみんなが、気づいてはいるけど、黙っていてくれたのでしょうか。

 

今となってはわかりませんが、みんながハゲてくる40歳くらいの同窓会のときにでも、聞いてみたいと思います。

 

そして夜は中学のメンバーみんなで集まって飲み会でした。

もう私服に着替えての飲みだったので、しっかり帽子をかぶり薄毛はカバーできました。

本当に楽しい思い出ができました。

 

ただ、あの会場のあの大勢の中で、薄毛の悩みをかかえ、髪型が崩れる恐怖におびえていたのは、わたしだけだと思うと涙が出そうです。

 

もっと純粋な気持ちで楽しみたかったなあとしみじみ思います。

早く薄毛を乗り越えて、今から笑えるようになりたいと思います。